「辞めたいのに辞められない・・・」人手不足で悩む医療施設が多い中、退職あるいは転職への一歩が踏み出せないナースの方は少なくありません。これから新たなキャリアを積み上げていくためにも現在の職場を円満に退職したいですよね。
実は、ちょっとした工夫で今の職場を円満に退職できる方法があるのです。今回はナースが退職前に抱く悩みとその解決方法をご紹介します。
退職前に抱きやすいナースの悩み
これまでお世話になった職場でも、散々嫌な思いをした職場でも上司に退職を伝えるのは勇気が要るものですよね。まずはあなたの不安を取り除くべく、ナースが退職前に抱きやすい悩みをご紹介します。
上司や同期に引き留められる
勇気を振り絞りあなたが退職を伝えたとしても、上司や同期に引き留められることがあります。その際、次のような引き留めの言葉をかけられることもあります。
- 給料を上げるから働いてほしい
- 待遇を改善するから退職しないでほしい
- 希望の仕事ができるようにする
- あなたが辞めると残された看護師はどうなるか考えてほしい
この言葉は、全てその場しのぎの甘い言葉です。あなたも働き続けている限り状況が改善されないのを見越したうえで退職に至ったのではないでしょうか？上位や同期からは引き留められることを前提に退職届を提出しましょう。
退職理由が分からない
適切な退職理由が見つからず悩むナースの方も多くいらっしゃいます。ナースの退職理由で最も多いのは人間関係。しかし、円満退職するためには「人間関係が悪いので退職したいです」なんて口が裂けても言えないですよね・・・。円満退職するためにおすすめの退職理由については次章で詳しくご紹介します。
退職を言い出すタイミングが分からない
ナースの方は特に退職届を提出するタイミングが重要です。なかなか言い出しにくいことではありますが、1か月前に退職届を出しても受け付けてもらえなかったナースの方もいらっしゃいます。早く伝えすぎるとその後が働きづらい・・・と考えるナースの方もいらっしゃるかもしれませんね。次章では退職届を提出するタイミングを詳しくご紹介します。
ナースが円満に退職する方法
続いては、ナースの方が円満退職するための方法をご紹介します。
上司が引き留めにくい退職理由を考える
円満に退職するためには、相手を納得させる退職理由が必要です。本当の退職理由は異なっても、ここでは嘘をつくことも大切です。円満退職を行うための理由として、次の3つが挙げられます。
- 家庭の事情のため
- 体調不良のため
- 今後のキャリアのため
1つ目は家庭の事情です。結婚や妊娠、親の介護、旦那さんの転勤などが挙げられます。2つ目は体調不良。心身ともに疲弊し、仕事ができない状態です。この状態で無理に働けと言われれば確実にブラック病院です。3つ目は今後のキャリアのためです。例えば認定看護師を目指している方は、認定看護師の資格サポート体制が整っている病院に転職した方が確実にキャリアを実現することができます。（参考：『ナースが転職を選ぶ理由』）
以上の3つを、あなたなりに工夫して退職理由として伝えれば、引き留められることは少ないでしょう。
3か月前から退職を伝える
退職理由を考えたら、あとは伝えるタイミングです。計画的に退職するなら3か月前には退職届を提出しましょう。1か月前では「人員を補うのに時間がかかる」と言われ、病院側の都合のいいように引き留められるでしょう。本当に辞めたいと思うのなら、病院が人員を確保できる3か月前から確固たる意志を持って退職の意を伝えましょう。
まとめ
ナースの方は簡単に退職できるものではありません。計画性を持って退職の手続きを進めないともやもやした気持ちで退職することも。人手の少ないナースだからこそ、円満退職にはコツがいるのです。今回の記事でお伝えしたかったことは、円満退職には「退職理由をやむを得ない事情にすること」「退職届を提出するタイミングを計る」の2点です。
この記事をご覧いただいたあなたが円満退職できることを願っています。
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